痔主♀の入院体験記~自覚なし、痔核あり~

アラサー女のTHE(痔)体験記。恋もしたい!仕事もしたい!自分磨きもしたい!そんな筆者は隠れ痔主でした。the(痔)・働きマンのみなさん、痔は怖くない。怖くないけど怖い。そんな不安を少しでも解消できればと思い、立ち上げました。短篇集となりますこと、ご容赦ください。

初診までの不安と、その結果

まず、私自身極端な病院嫌いで、注射や治療、手術なんてもっての外、

怖くて怖くて仕方がないタイプです。

我慢できないほどの状態にならなければ医者の世話にはなるものか、

とまるで昭和の頑固おやじみたいなタイプです。

 

ただ、ひょんなことから

一度全部医者にかかってみよう

と思い立ったのがこの春。

 

年末のボーナスで手元に残ったボーナス全て医療費に充てる覚悟で

病院巡りを致しました。

【結果】

・歯医者 →虫歯治療

・婦人科 →再検査

・肛門科 →手術・入院

・内科 →アレルギー検査のみ

・整形外科 足の小指の切開手術

 

なんだか、病気のデパート状態。

ナニコレ。

 

まぁ、すべて後回しにしてきたツケです。

さて、本題に入りましょう。

 

今回の入院に至るまでの、心理的な葛藤や不安、

その結果などをまとめておきます。

 

 

初診までの不安

どんな方でも、「肛門科」の門を叩くのは少々抵抗があるのではないでしょうか。

(肛門科の門てwww)

 

きっと、みなさん女性であるが故に男性医師は避けたいだの、

人にはバレたくないだの、さまざまな悩みがあると思います。

 

私にとってのハードルはご覧の通り。

1.先生が男性

2.なんとか手術なしで治せないものか

3.職場の人たちには絶対にバレたくない

4.故に、なんとか日帰り手術で対応できないものか

5.そもそも、診察の時って、どういう格好になるの?

6.アソコも丸見え?

7.診察って、痛いの?

 

さっさとお答えしましょう。

 

 

1.先生が男性

→女性医師限定で探しましたが、結局手術が必要なレベルになると

だいたい男性医師にバトンタッチするのでは?ということ。

 

私の場合は、自宅から30分圏内で女性医師の病院があり、

さらに、大きな病院の分院のような病院だったので最終的に入院する病院も

大きくてなんとなく安心感を感じられたのでその女性医師のところに決めました。

 

大変サバサバした先生で、

診察自体もあっという間。

「これは手術が必要ですね、大変だったでしょう?痛くなかった?」

などと言われ、頼れるアネキって感じ。

そのため、恥ずかしさはこの時点ではほぼ皆無。

 

 

一つ、誤算は前述のとおり、

「手術は〇〇先生がしますから。とっても腕の良い先生ですから安心してくださいね」

とのことで、やはり、入口が女性医師でも入院が必要なレベルだと

腕の良い=男性医師 へバトンタッチするのだ、ということ。

 

結果的には、恥ずかしさも何もない状態まできましたが

初めのハードルを超えられたのは

やはり女性医師を選んだから

だとも思っています。

 

 

 

2.なんとか手術なしで治せないものか

→これは無理でした。

ですので、お茶の間のみなさん。

とにかく、1日でも早く、1回でも多く力む前に、

大腸肛門科にかかってください。

 

 

3.職場の人たちには絶対にバレたくない

→これは、全然可能です。ご心配なく。

これは、女医さんの強み。

先生の教えてくれたシナリオはこう。

 

・以前からよく腹痛が起こっていたので検査に行った

・大腸ポリープがたくさんみつかった

・術後の安静も必要だそうでちょっと長めの入院が必要

・一度にとれる数も限りがあるから再入院の可能性もあるかも

 

 

なんだ。意外とシンプルじゃないか。

変に秘密にすると変な噂になるし、

「大丈夫?」の嵐になることが想像できますよね?

なので、初めから上司にはちゃんと伝えておくこと。

 

私の場合は、

「良性のポリープなので緊急入院とかではないんです」

と、あくまでもそんな大事にはしないでねというメッセージ性を込めて

上司へ報告。

 

「え?ほんまに大丈夫かー?」

と言われましたが

「はい、命に別状はありませんのでw

ただし、めんどくさいのであまり話を大きくしないでください。」

と、シンプルにお願いして終わりました。

 

異性の上司の場合は、あんまり深く聞いてこないということがわかりました。

 

 

 

4.故に、なんとか日帰り手術で対応できないものか

→これも無理でした。とにかく早く病院へ行ってください。

 

 

 

5.そもそも、診察の時って、どういう格好になるの?

→横になって、ダンゴムシ状態で、パンツ下ろされますw

当日はピッチピチのスキニーデニムとかはあんまりオススメできないけど、

スカートはそれはそれで恥ずかしいよw

下半身、全部裸だからw

なので、ズボンおろすスタイルが精神的にちょっと安心。

少しでも布を纏っている状態が、精神安定剤www

先生が目の前に現れるまで看護師さんがバスタオルかけてくれますよ。

 

 

6.アソコも丸見え?

→多分、見えているけど、脚開いてないのでそこまで恥ずかしくないかも。

私はその少し前、VIO脱毛してて毛もない状態だったから

なんとなく恥ずかしくなかったです。

 

 

 

7.診察って、痛いの?

→私の場合、日常的に痛みがなく、触っても痛みがなかったので

何か入ってくる感覚はあったけど、激痛はない。

異物が入ってくるので、医療器具?が入口を通り抜ける多少の痛みはありました。

「うっ」てなったw

 

只今現在、既に痛みがある方は、

正直、痛い気がします。少し覚悟が必要かも。。。

 

 

 

 

 みなさんの抱える初診までの不安も

ざっとこんなところじゃないでしょうか。

もう、ご理解頂けていると思いますが、

恥ずかしさなんか気にせずに、

一日でも早く病院にかかることをおすすめします。

 

 

「早く治せば、見た目もきれいになるんだ!」と

そのコンプレックスがなくなることに対する期待が

モチベーションになっていました。

 

 

このあとは、手術・入院までの流れについてご説明します。

 

「痔(じ)」という名前がよくないと思う。もっと市民権を…

「痔」て名前がよくないよね

「痔」というものが市民権を得られていない理由は

このネーミングにあると思います。

 

痔(じ)て…

THE ALFEE もビックリ!

「ザ じゃなくて ジ です」

 

 

例えば、こういうシーンを想像してみてください。

【TAKE1】

少女A:私、実はいぼ痔なんだよね

少女B:え、そうなんだ?大丈夫?(へぇ~、大変そう。痛いのかな)

 

 

これでは、どうもイメージがよくない。

痔になじみのない受け止める側の抱くイメージが悪すぎる。

 

もっとポップでキュートなネーミングにしたらどうだろうか。

まずは「やまいだれ」を廃止。

「ジ」という読み方もかわいくないので廃止。

 

 

【TAKE2】

「フラワーレボリューション」編

少女A:私、実はフラワーいぼリューションなんだよね

少女B:え、なんかかわいいね。

 

 

【TAKE3】

「ジュリエット」編

少女A:私、実はいぼジュリエットなんだよね

少女B:え、なんかかっこいいじゃん。

 

 

これではだめだろうか。

「じ」は言いたくない。

やっぱり、言いたくない。

 

これでいつか市民権を得られないだろうか。

共感してくれる方はスターをお願いしますwww

 

痔は恥ずかしくない。

大前提として、痔は全然恥ずかしくない

私も、痔主歴が大変長いもので…過去、幾多のサイトを見たりして

お勉強して参りましたが、

どうやら「日本人の3人に1人が痔経験者」だそうですよ。

 

ただし、私のように「恥ずかしいから」という理由で

病院から遠のく人が多いのも事実。

 

経験者から言わせてもらうとね、

ひどくなってからの手術は一人どころか、何人もの先生に

お尻の穴を見られます。

 

恥ずかしいならなおさら早い方が賢明www

 

 

痔は大きく分けて3つだそう

痔は大きく分けて

①いぼ痔 (痔核)

②切れ痔 (裂肛)

③痔ろう

というものがあるそうで、

私は紛れもなく①痔核です。

 

 

症状としては便秘などの理由で排便がスムーズではないため、

おしりのまわりが鬱血してしまい、腫れてくる

はじめはおしりの内側にあった痔核が外に脱出してくると

痛みを生じる。が、指で押せば元に戻る

だんだんと腫れが慢性化してくると指で押しても戻らなくなる

常に脱出した状態で、見た目もよくないし、排便時に違和感を感じるようになる

 

 

戻らない状態で痔核が出たまんまだと、

多少の痛みを感じるのでこのあたりで

「お、まずいなこれ」と思う人も多い気もします。

 

 

この段階のそこのあなた。今すぐ病院にかかりなさい(命令)。

 

 

なぜなら、この段階なら手術せずにすむかも、

あるいは簡単な手術でいけるかも!!!

※素人判断ですのでとにかく、違和感を感じたら病院に行くことをおすすめします。

 

 

 

 

はじめましてのご挨拶。

はじめまして。

 

痔の悩みをもつ、特に女性のみなさまのお役に立てば、と思い

初診~入院~退院~その後 を記録することにいたしました。

 

 

さて、この度、15年間連れ添った「痔」と

お別れをすべく手術をすることにいたしました。

 

「オイオイ、それは放置しすぎでは?」

と言いたいお茶の間のみなさん。

 

もうね、恥ずかしいんですよ、病院に行くのが。

しかも私の場合は痛くもないし、血もでない。

ある程度我慢できてしまう症状だったため、

どうしても行くきっかけを作ることができませんでした。(トホホ) 

 

 

思い立ってブログを始めたのは、言うまでもありません。

この入院中の持て余した時間を少しでも有意義に過ごそうと思ったことと、

痔の手術・入院とはどんなものなのか伝えたいと思ったからです。

 

プロフィール

・性別:女性

・年齢:30代前半

・職業:今は営業職(しかし内勤営業)

学生時代のアルバイト含めほとんどが立ち仕事(接客業)。

現在は営業職だが、痔のベースを作り上げたのは紛れもなくこの接客業の時代。

 

その後も結局は座りっぱなしの仕事が多く、症状は悪化の一途を辿ったわけだが、

「好きな時にトイレに行けない」

「我慢してしまう」

「水分があまりとれない(とらない)」

という便秘の原因である生活習慣を作り上げてしまった。

 

接客業の方はマジで要注意。

 

 

後述しますが、とにかく「もしかして痔かも」と思ったら

もう、その瞬間に、すぐに!病院に行った方がいいです。

行ってください。(ススメ)

いや行くのです。(命令)

 

 

病名、手術の内容は…

結果から書きますが、

私の場合は

「痔核:G-4」

「直腸粘膜脱」

という病名で、

おしりの穴のほとんどが痔核で占領され、(怖いよね)

さらに直腸の粘膜が外に出てしまっていて(これは女として恥)

おしりの役割も果たさずw(排便時の爽快感?何年も味わってないわよ)

見た目はお世辞にも美しいとは言えない状態まで進行してしまっていました。 

 

あのですね、

セックスも充分に楽しめないわけですよ。

頑なにバックを断る女、見参!てなもんで

色気もなにもないわけですw

いや、他でリカバリーしてましたよ?

バックなしでも満足してたはずだ、うん、そうに違いない。

 

 

さて、手術記録を見ると…

【術前】

「のぼ全周内外痔核」

「粘膜脱」

 

【術後】

5か所痔核結紮切除

粘膜脱にALTA×3:4cc注入固定

 

との記載アリ。

よくわかんねー専門用語もあるが

とにかく、ほとんど痔、粘膜も一部外に脱出してて

切らないとアカン、てことです。

 

怖いでしょ?

すごいでしょ?

ひどいよね?

我ながら病院嫌いが祟ったなぁ、と

反省こそしないが、面白がってます。

 

やっぱね、人からもっともらしい事言われたって

なかなか子供が言うこときかないのと一緒でさ、

人生、経験しないと、なかなか行動にはうつせねーってもんだ。

 

今日で術後5日目。やっと、痛みも和らいで

椅子にも触れてパソコンにも向かえるようになりました。

 

次回以降は

・初めての診察

・職場への相談

・恋人へのカミングアウト?!

・入院までの準備

・入院中の生活

などなどをランダムにお送りします